クリティカルシンキングについて

40代のある生徒さんと週に2回、ランチタイムにやっているレッスンがあります。一つのトピックについて簡潔に自分の意見を言う、という45分のショートレッスンです。

最初から「英語以前に日本語でも自分の意見をまとめられない」という壁にぶち当たり、まずは白紙にトピックについての自分の意見……思い浮かんだキーワードをとにかく書く、という方法をとることに。

その後はメキメキと伸び、一見すると「完璧な」回答が出来るようになりました。

でも、何かが違う。

40代の大人の答えではないのです。英検対策を必死にした中学生の回答にしか見えないのです。

英検なら受かるかもしれない。でも、日本人以外との実際の会話でこう答えたら、間違いなく「なんか幼稚だなあ、視野が狭いなあ」という印象を持たれます。

もちろん、それでいいならいいのですが。

お仕事のご経験、人生でのご経験……などなど、色々お聴きしていると、本当はもっと違う答えが導き出せるのに、そこからもっと面白い議論に発展し、新しい学びを得られるのに、勿体無いなあと思ってしまうお答えでした。

やはり、日本社会に順応する中で、本音と建前という習慣が、染み付いてしまったのでしょうか。でも、本来は、本音があるから本音と建前になるわけで。本音まで失くしてしまったらロボットと同じです。私にとって、大事な生徒さんの「その人らしさ」が出ないことほど残念なことはありません。

あ、もちろん、ご本人がいいならいいのですよ。ただ、本音の方もたまに呼び起こして磨いてあげるといいのではないかと思うわけです。

その一番の方法は、とにかく「考える」こと。考えると、視野が、世界が、広がります。考えると言っても、何も「考える人」のような格好で何時間も固まっている必要はありません。そもそも私は手を止めて何かを考えたことはありません。これは女性特有かもしれませんけどね。何かをしながら考えると脳が活性化する感じがします。しゃべりながら、というのもその一つです。

この、「何でも考えてみる、疑問に思ってみる」が、クリティカルシンキングの真髄です。

2020はオリンピックイヤーだけの年ではありません。この年に、受験が大きく変わると言われています。それこそこの「クリティカルシンキング」という考えが、学問はもちろん、その後の人生を生き抜いていく力があるかどうかの判断基準になってきます。

きっと今40代の皆さんのお子さんたちくらいの世代が、まさにそこに当たるでしょう。

私の日々の疑問の一つに、「英語をやる」って何?というものがあります。

英語にも触れながら自然とクリティカルシンキングの思考を養える教材はないかと探して数時間。こんな会社を見つけました。さらには1週間で日本初のリテイラー(販売元)になる権利を得ました。韓国にはすでにあるのですが、日本にはなかったのです。

現在、①日本の大人がクリティカルシンキングとは何かということを簡単な英語で学べる教材(お子さんとも一緒に使える)②高校生や大学生である程度英語が読め、さらに留学なども視野に入れている方で、ライティングやスピーキングのスキルが伸びない方 向けの教材を厳選中です。

楽しみです!

ちなみによく感違いされますが、私自身は決して海外生活でこういう考え方をするようになったわけではありません。大好きだった祖父が、なぞなぞや、ものづくりなど、「おもちゃを使わない」遊び方でたくさん私と時間を過ごしてくれたからだと思っています。今思うと、発明好きな祖父自身が、子供の私と遊ぶことを本当に楽しんでいたんだなあとも思いますが。ああだこうだ言いながらとことん付き合ってくれたことに、とても感謝しています。結果、外国人との議論で「なぜなぜ?Please explain!攻撃」にあっても、クイズくらいにしか思わないので楽しいです。勝とうとも思っていないし、責められているとも思いません。

あ、ちなみにこちらのクリティカルシンキングの教材で学んだ人はテストでの成績も良いようですよ。私がいつも言っている、「TOEICでは選択肢より先に自分の答えを確立しましょう」、「知らない単語があっても知識と経験でカバーしましょう」ということを丁寧に解説したテスト対策本もあり、これは絶対、買いです!